2010/06/09

播磨の緑光  法華山 一乗寺









やっとの思いでUPするこができました。。。ふう~ヽ(´・`)ノ www

2週間も前のお出かけ日記ですが、どうぞ お付き合いくださいm(_ _)m





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一週間前の雨の日曜日とは打って変わって

5月30日はぬけるような青空。

空気はからりとしてとっても気持ちがいい。

一週間見送ってよかった。。。。

今回は、播州、加古川市にある 一乗寺と加東市にある 播州清水寺を訪ねました。

西国三十三箇所の本尊御開帳に併せて訪ね歩いて来ましたが、

今日この二つのお寺で最後になります。

そう、満願だ~っ!

と喜びたいのですが、まだ 番外 のお寺にはお参りしてないのであと3ヶ寺です。

平成20年9月から執り行われていた西国三十三箇所の御開帳も 5月の末を持って終了

  ほとんどの西国のお札所はこの日が 御開帳最終日。

ここ、一乗寺も この日の4時から 閉帳の法要 が営まれるそうです。





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第26番札所 法華山  一乗寺   (ほっけさん いちじょうじ)

兵庫県は加西市、姫路市のお隣に位置します。

ご本尊は聖観世音菩薩

平成11年から平成20年まで9年間に渡って行われていた

本堂の半解体修理が終ったのを記念し、

また今回の1000年のご遠忌の御開帳とあわせて、

今日まで一般開帳されています。





創建は白雉元(650年)といいますから、大化の改新(645年)の5年後。

かなり古くから伝わるお寺さんなのであります。

インドからやってきた 法道 という不思議な仙術を使う仙人は、
この地に来たとき観世音菩薩像と仏舎利そして托鉢に使う鉄鉢のみ持ち、
この鉄鉢を空中に飛ばして里人のお布施を受けていたそうで、
人々は空鉢仙人と呼んでいたそうです。
ある日、租税の米俵を積んで瀬戸の海を航行する 船 にお布施をお願いしたところ
船主の藤井麻呂は「これは租税であると」拒みました。
そうしましたら、空鉢はヒューンと飛んで行きましたが、
その後を追うようにして積荷の米俵も飛んでいってしまいましたので、
あわてた船主は法道仙人を訪ねて自分のあやまちを悔い、米俵を帰したもらったそうです。
こうした法力は都でも有名になり、また孝徳天皇の病気を治すなどの貢献をしたので、
ここ法華山に寺を建て仙人持参の観世音菩薩像と仏舎利お宝鉢を納める事が
孝徳天皇にゆるされ、創建されたのがこのお寺の始まりです。



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駐車場から入り口に入りますと 周り木々はすべて大きく 歴史を感じさせ、

そしてそれは新緑に輝き、杉やヒノキの常緑樹すらキラキラ光って見えます。

正面にかなり急な階段と とても大きな石碑。こんな大きな物ははじめて見るかも。




一乗寺は、常行堂、三重塔、本堂と立ち並び、山の斜面に建てられていますので

階段を上がりながらの参拝になります。

そんな中、目の前に現れたのはこの三重塔




美しい。美しすぎます。





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数々の三重塔を見てきましたが、ここの塔はとても重厚感があり、

しばらくじっと(実際は口あんぐり、ぼけ~っと)見ていました。

京都の東寺の五重塔を彷彿させる迫力があり、

心臓の辺りにギュンっと伝わるものがあります。




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二層、三層に比べて初層がどっしりと大きく 全体的にゆったりとした安定感のある形。

屋根の反りが深く 軒下の組み物はまた複雑で平安時代後期の様式をよく伝えています。

さすが国宝だけあって

この塔を見上げていると、仏像だけではなく塔の魅力にも引き寄せられる私です。








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ここに到着したのは朝8時前。

まだ参拝の人もほとんどない様子でしたが、

駐車場に車を止めるやいなや、

15.6人の団体様が到着。
ちょっと幻滅かな?と思ったのですが、

これがちょうどよかったのです。








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本堂は懸崖造りで、

テラスのように縁( えん)が外に

張り出して、本堂ぐるりから新緑を

見ることができます。

この古い建物から見る緑、私は大好き。

去年琵琶湖に浮かぶ竹生島の

宝厳寺を訪れた時は緑と

琵琶湖の水面の色。

この日は

淡い黄緑と濃い緑が織り成す模様と

空の色がまた爽やかで。。。

都会の喧騒を忘れさせてくれました。












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 本堂外陣から内陣を見る。
内陣の参拝は9時からということでしたが、ちょうど団体さんが予約していた為に、

 特別定刻より早く見せていただくことができました。
こういう時は団体さんと一緒になるのもいいですね~ぇ(笑)
内陣には別途拝観料が必要でしたが、

今度いつ御開帳になるかわからない秘仏ですので、
迷わず拝見することにしました。



先に述べましたがご本尊は


聖観音立像


像高70センチくらいの金銅像。白鳳時代の作とされています。
すらりと滑らかな体躯、でお顔立ちも 白鳳期 らしく童顔で愛らしい。
 思わず微笑みながらそのお姿を観てしまいます。


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これは、前立の像。この像も白鳳期のものらしく、
見せていただけるのかと思っていたのですが
この像は宝物館に安置されていて、定例の日(4月4日と11月5日)か
二週間前の予約がないと見せていただけないようです。


秘仏のご本尊とよく似てはいますが、

ご本尊はこの像ほど瓔珞(飾り)が施されていなく、とても簡素でした。

しかし

気品に満ちあふれたお姿でした。

その左右に不動明王、毘沙門天像が安置されていますが、いずれも秘仏でした。
また厨子の外には 風神 雷神像、28部衆像が安置されています。

ずらっと並んだ姿は見事でした。





重要で立派な宝物がたくさんありますが、


ここのお寺の宝は

この緑と三重塔の屋根が重なり合う優美な姿ではないかと思うのです。



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 続く。。。
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