2010/06/14

播磨の緑光 Ⅱ 御嶽山 播州清水寺





一乗寺から車で一時間ほどのところ(加東市)に

標高533mの御嶽山(みたけさん)の山上にその伽藍があります。

西国25番 御嶽山  播州清水寺

P1080449

青空にこの朱の色がとてもよく映えます。 とても立派な仁王門。

6月のはじめまでつけられている こいのぼり がオジャコのようにみえますね~(笑)

駐車場も広々。まわりの木々の手入れがいきとどいた立派なお寺さん。

花の寺としても有名で、四季折々の花に出会えると聞いていましたので楽しみです。

まず、迎えてくれたのは。。。。。



P1080455



石楠花  (シャクナゲ)













                                                        
P1080457


アジサイの葉。。。(* ̄m ̄)プッ!
花にはまだ早かったなぁ
ちょうどツツジが終わったばっかり
(ノ∀`)アイター

                                                












P1080456



ひろ~いお庭を歩き進めますと
月見亭という窓をまあるく切り開いた、東屋がありました。
ここで26夜の月を見ると
それはそれは美しいそうです。
26夜の月って
とてもほそ~い三日月でこの
お寺さんではこの月が昇る際の
光の中に阿弥陀三尊が現れるという信仰があり、今もこの日には二十六夜法要が営まれているそうです。












P1080470





これは薬師堂。
創建は「池の禅尼」。平清盛の
継母と伝えられていますが大正二年の火災で焼失。
今のお堂は昭和59年に再建されたもの。
ここで、珍しいものを発見!










本尊の御薬師さんの周りにある、掛け仏。。。掛け仏なんていう言葉が合うのかどうか。

カメラに数枚収めてきたのですが、もう興奮してしまってうまく撮れていたのがこの4枚。


「薮内佐斗司」作  十二神将像

P1080466 P1080465


はじめは全く知らなくて、わ~こんなのも素敵。「ヤブウチサトシ」さん?
聞いたことがあるんだけれどピンとこない。ちょっと失礼かもしれませんが、
最近流行のアニメキャラクターかどなたかの作品だろうと思ってました。

しかしとってもユニークで迫力のある作品。



P1080463


P1080461




十二神将像って普通は甲冑を身に付けて、いかめしい形相の武将像なのですが、
これは、十二支の動物の姿をメインにおしだして特異なキャラクターに仕上げてあります。
上の写真の兎なんてかわいいでしょ。それに辰だってとってもおもしろい。
下は子(ねずみ)ですが、なかなかのお顔。こんな仏像もユニークでとってもいいです。
少し漫画チックかと思います?いえいえ、実物を見るとそんな感じは微塵もありません。
従来のいわゆる仏教色な仏像と引けをとらないと私は思います。






うちに帰って、調べてわかったのですが、「薮内佐斗司」先生ってあの  image
「せんとくん」 をデザインしたお方だったのです。
「あっ!そういえばどこかでこのカンジ見たことある」と思っていたのです。
関西では今年 奈良県が平城遷都1300年祭でにぎわっていまして、
駅のあらゆるところでこの せんとくんに遭うことができます。

 せんとくん  
   

薮内佐斗司先生の作品。ウェブサイトでもたくさん見ることができますが、
こんな仏像も数多く作っていただいて後世に残してもらいたいと思いましたね。






そうそう、このお寺の創建について記しておきます。




こちらのお寺も、一乗寺と同じくインドから雲に乗ってやってきた法道仙人による開山で、
仙人はここの御嶽山を霊地として留まる事にしましたが、山中には水がなかった。
そこで水神に祈念したところ、山中に霊水が湧き出たそうです。
これが清水寺の名の由来といわれています。
法道仙人は推古天皇の命をうけて627年に根本中堂を建立し、
自ら彫った十一面観音を安置しました。
その後、聖武天皇が僧行基に命じて大講堂を建立ここに十一面千手観音を安置したといいます。






P1080471
 播州清水  大講堂


元は725年に行基が建立しましたが焼失。
 1913年に再建された、間口が九間ある立派なお堂です。
 さらに高い位置にある「根本 中堂」が本堂とされますが、
西国三十三所の札所はこの大講堂になります

こちらのご本尊は千手観音像

普段からご本尊の姿は拝めますがこの日は
内陣に入って間近で参拝でき、結縁綱を結びつけた宝珠に触れることができます。
撮影禁止の張り紙がなかったのでちょっと端っこで内陣カメラに収めてきちゃいました。




P1080483


脇侍(わきじ)には地蔵菩薩と毘沙門天というめずらしい組み合わせ。

千手観音様は金色に光り輝くどっしりとしたお姿。


荘厳な空間に身をおくと、ささくれ立った心がすーっと滑らかに戻る。

しばらくそこに佇み、心静かに祈ることにしました。

P1080475





大講堂内陣の裏に寺に伝わるお宝が展示してあります。

P1080480 P1080482


かつてここの本尊であった六丈の千手観音の御手や、

坂上田村麻呂が奉納した太刀や、

なんでも弁慶が囲碁に負けた悔しさから碁石を碁盤にくいこませたと言う碁盤がありました。

「弁慶幼時・・・・」とありますからおそらく子どもの時なのでしょう。すごい怪力(笑)


P1080489

大講堂より、本坊を望む・・・




本坊もとても美しい造り。本当に庭の手入れ行き届いております。

P1080494

ここでは、10名から予約すれば、美しいお庭を眺めながら松花堂弁当がいただけるそうですよ。





境内を歩いていると、九輪草があちらこちらに咲いています。

兵庫県ではこの九輪草、絶滅危惧種に指定されているそうで、

 このお寺では大切育てられています。

でも、こぼれ種でふえるのでしょうね。あらゆるところから花をのぞかせてましたよ。

ここの環境が九輪草に適しているのでしょう。

P1080505


手水鉢と九輪草


講堂から階段を上がるとまた大きな建物が見えますがこれは根本中堂

この中に安置されて、見ることができましたのがここにもありました金銅製の菩薩立像

境内の老杉の根元から掘り出されたといいます。

像高が18センチと小さな像ですが、白鳳時代の様相を したかわいい金銅仏。


P1080510

この、播州清水寺のご本尊は根本中堂にある、

秘仏の十一面観音で30年に一度拝見することができるそうで、

次に見れるのが2017年なのですって。

私。きっと生きてると思う。

また、その頃にはここに足をはこんでいると思う。きっと。。。。








境内を散策していますと、わらぶき屋根のついた井戸があります。これが、
清水寺の名前の由来になった「滾浄水(こんじょうすい)」(別名おかげの井戸)。水不足に困っていた際に、法道仙人が祈ったところ、
こんこんと水が湧き出 てきた・・・との伝説が残されています。
この井戸に姿を映すと寿命が一年の伸びると言います。













P1080523

この日の参拝でたくさん、本当にたくさんの宝物を観ることができ、また
心地よい自然を肌で感じることができました。とっても貴重な一日だったと思います。

この空の高さ。。。

またいつかここに来ることができますようにと、
五色の吹流しにお祈りしました。





最後は。。。。ふふふ(^ー^* )フフ♪

おみやげ

清水寺の売店で購入した、黒豆入りお煎餅。
黒豆香ばしく、甘さ控えめな素朴味。


P1080535





なんだか、とりとめもなくつらつらと記してきました。

すぐに編集してアップしたかったのですが、なかなか思うよう にいかず、

時がたってしまうとその感動も薄れてしまって余計に時間がかかってしまって。。。

ほんとうにグズな私。。。

以前は、すらすらと文章が出てきたのに。。。

最近は迷いだすと決断するのにとっても時間がかかっちゃてどうもいけません(´Д`υ) 

なんだか、さめたスープのような体験記になってしまって
ほんとうにゴメンナサイ。。。





コメントを投稿