今年の事始。。
元日の朝8時
すぐ近く(歩いて5分)の春日神社に
初詣するのは毎年恒例。
今年は嬉しいことに
1月3日にお休みが入ったので
ちょいと遠出して初詣おば。。。
お天気はとてもよかったのですがとにかく寒いwww
暖房の入った車内でも、ウールのひざ掛けが手放せません
向かった先は
奈良は 聖林寺と談山神社
奈良も年末に降った雪が山間に残っていて、ところどころに白い物が見えます。
聖林寺は、かねてから訪れたかったお寺
いつ行こうか、いつ行けるか。。楽しみにしていた場所。
私の寺社探訪は、その日 その時の気分で決まります。
で、
この日が丁度「聖林寺」さんに巡り合わさったのでした。
それは。。。。
なんだか変でして
なぜだか、私は年にただ一度だけ、寒い時期 「奈良漬」が食べたくなるんです。
奈良漬ってちょっと癖があって万人好みではないでしょ。
私もどちらかというとこの時期は白菜や大根、蕪のお漬物のほうが好き。
でも、な~んでか?奈良漬が食べたくなっちゃうんです。
お鍋の〆のお雑炊には
あのコリコリ奈良漬がたまらなく美味しいからかしら?
奈良漬というとやっぱり 奈良。。。
そして、長谷寺。。が頭に浮かびまして。。。。。。
ココの参道で売られている奈良漬が非常に美味しい。
ならば、長谷寺か。。。
しかし、ここへは たびたび足を運んでいるので、
また、ちがった場所を・・・と考えたときに
友人が、「談山神社の奈良漬も美味しいよ~っ」て言ってたのを思い出しました。
おう!それなら是非すぐ近くの
「聖林寺に行かなくては!」
まだ見ぬ国宝の十一面観音様にもお会いしなくては
と、思った瞬間。。。
胸の中が わさわさ するのをのを感じ、
年末年始の忙しさで、忘れ去っていた
仏像熱の血が騒ぎはじめました。
この聖林寺の十一面観音については、
私の憧れてやまない、
日本文化に精通された随筆家の白洲正子さんの
『十一面観音巡礼』という本で何度も何度も読み、
私の頭の中では妄想でしか存在しないという残念な状態。
いつか、実際に見、感じることが 出来るのをずっと楽しみに待っていたのです。
この日、一年の事始に訪れることが出来たのは とても嬉しく
今年も、少しずつではあるけれど続けたい仏旅に、
良い訪れが待っているような予感がしました。
「聖林寺」
奈良時代に、藤原鎌足の長子・定慧が「談山神社」の別院として建立。
奈良時代に、藤原鎌足の長子・定慧が「談山神社」の別院として建立。
現在の桜井市は多武峰(とうのみね)街道沿いの高台にありまして、
一見少し大きめの旧家のようなたたずまい。
五色の吹流しがたなびいていたので
そこはお寺さんだということがわかりました 。
山門も本堂も一目で見渡せるくらいこじんまりとしているのですが、
小高い山肌に位置しますので穏やかな大和盆地が一望できる別天地。
ワクワク、ドキドキ、山門に向かいます。
ココでなんとデジカメにSDカードが入っていない( ̄∀ ̄)
一気にテンション、急降下
まあ、しかないさ~っと気を取り直し。。。
本堂には丈六の石像「子安延命地蔵」が安置されています。安産・子授けの守り本尊。
こんなに大きな石像の地蔵菩薩を見たのは始めて。
坐像なのですが全体の三分の一はお顔!
ほんの少し笑みをたたえたように見えるお顔はとてもでっかい!
堂内の北側窓からは三輪山が見え、
暖かい季節なら、きっとその縁側に長く佇みたくなるような風景が望まれましたが
今日はいけません。。。
寒すぎます^^;
特別に公開されていた身の丈15センチほど、
六臂の「吉祥天坐像」などを見て
本尊の左から上がる階段にて観音堂へ。。
この十一面観音はもともと、
大御輪寺(大神神社の神宮寺)現在の若宮社に奉られていたそうで
かつては四天王に守られ左右に多くの仏像が立ち並び、
背面には薬師如来一万体が描かれた板絵がある荘厳な中に奉られていたようです。
しかし慶応4年1868年に神仏分離令を受けてこの寺に移され、
フェノロサや岡倉天心などによって開扉され、現在に至ってます。
やはり、国宝ですね~。
「十一面観音様」は鉄筋製のお堂の中におわしました。
それも、ガラス張りで正面からのお姿しか見ることが出来ない。。。少し残念。
像高約209㎝の堂々としたお姿
力強い腰のライン、ふっくらした指、それに
天衣の裾の繊細さはもうため息をつきたくなるほどです。
かつて偉いお方が
「流るる如く自由な、さうして均勢を失わない、快いリズムを投げかけている」
と言われていたそうですがまさにその通り。。。
ただ、思ったのですが
そのお姿は、今まで見てきた十一面観音様とは少し違って
どちらかと言うと男性をイメージしてしまいます。
滋賀の渡岸寺の観音様や奈良の法華寺の観音様は
いずれも女性をイメージしますがココの観音様は
立派な体躯やお顔の表情が男性的。
見ているほうも腕組みしてしまいそう(笑)
それは、
東大寺の大仏や興福寺の阿修羅像をはじめとする八部衆などが作られた
平城の都が一番栄えていた天平時代にこの像も作られたといいますから
十一面観音としてはまだ初期の段階だったからかもしれませんねえ。
少し余談なのですが。。。
十一面観音様のお顔の表情がね、ちょっと気になる。。。
お顔の金箔の剥がれ具合がいけないのでしょうか、
お顔の金箔の剥がれ具合がいけないのでしょうか、
どうも疲れてるというか
ちょっとイラッ!っとしてる感じ。。
「う~ん~!私ゃいつまでこうやって、ココに立っていなけりゃなんないのかね~ぇ」
みたいな。。。(笑)
う~そんなこと言っちゃいけんよぉ "o(`д´ 。)
本堂内にある
開運おみくじ引きました。
今回は 大吉でしたよ~。
その後、コンビニでお昼ご飯を調達して
談山神社へ。
聖林寺よりさらに山深いところにありますので、
参道に入るとそこはもう雪景色!!
ここは紅葉の名所でもあるのですが
雪景色もなかなかよかったです。
参道に入るとそこはもう雪景色!!
ここは紅葉の名所でもあるのですが
雪景色もなかなかよかったです。
携帯での撮影
現在は本殿が工事中のため足場が組まれていて
一部拝観できない部分もありましたが
立派なお社でした。
一部拝観できない部分もありましたが
立派なお社でした。
ご祭神は藤原鎌足公
中大兄皇子(後の天智天皇)と「大化の改新」についての
打ち合わせをした場所なのですって。
談合をした山なので「談山神社」となったそうです。
打ち合わせをした場所なのですって。
談合をした山なので「談山神社」となったそうです。
参道にあったお店で
「奈良漬」と「生しいたけ」を買い
「奈良漬」と「生しいたけ」を買い
「生しいたけ」がとてもでかくて美味しかった!
一袋4個はおって100円とは安い
串こんにゃくがあまりにも美味しそうな湯気を上げていたので
6 件のコメント:
いいお正月でしたね~
きっと年末を頑張ってこなしてきたご褒美かと^^
ウチは受験生がいるというのにお参りもいけず。
明日午前中にでも行きたいなあ。。。
石仏さん。今の世を憂いているのでしょうかね。。
今年は上向きな世の中になってほしいですね。
poppoさん
忙しい、忙しいと言いながらも、良いお正月迎えることができました。いろんなトコに感謝です。今年一年恙なく暮らせますように。。。
おう!今年は息子さんが受験なのですね。神頼みよりもやっぱり母の愛。これ必須です。
早くに読んで、おおおおお!羨ましい初詣~~~!って、
感動していました^^ コメ遅れちゃった(^^;
聖林寺さんの十一面観音像、今もちっちゃな鉄筋のお堂?の中なのですね!
私訪ねたの20代の頃ですが、今以上にそういう博物館的な「展示」に拒否反応で、
その上、一緒に入室したおじさまが、どうやらお昼はギョーザだったらしく?
室内の臭気がものすごいことになってwww
別の意味でとっても印象に残ってしまいましたw
そしてお顔とお姿!
まったく同感です。
たおやかな女性的な観音像を想像して訪ねると、
「男」って感じで出迎えられて、ちょっと焦りますよね!
こう、受け入れてくれるものが何もないような、厳しさでつっぱねられる感じ。
お顔もまさに同感、剥落のせいでしょうね、
漫画とかで目の下に傷のある典型的不良?の顔を思ってしまいます!
(なんってバチあたりな!www)
おそらく、普通にお堂のお厨子に入っていたりすれば、
また違う陰影として感じるのだろうと思うので、
あの「展示」が与える影響も大きい気がします。
そんなことを含めて、ぜひ再訪したいお寺さんなのですが、
なかなか・・・。
その不機嫌な仏さん、見たい(笑)
もう、人間救うの疲れたわーって?ww
観音さんというと、マメも女性のイメージあるけど
男らしい観音さん。キニナル。
マメの初詣は、沖縄の御嶽でした^^;
その後、帰宅して翌日、伏見稲荷に連れて行かれて・・・
今、まだ仏さんは拝んでません。
今年はどんな仏さんに出会えるかなぁ。
いいかげん、大原の三千院とか行きたいもんだww
☆まるさちゃん
まるさちゃんの十一面観音のお堂にはそんな思い出があったのね。(笑)
ぐははは~「不良っぽい印象!」ホントそんな感じ~。今、思ったんだけれど、なんだか「ゴルゴ13」にも似てるぅww(笑)(う~っ!なななんと不謹慎なぁぁぁぁ)
☆まめちゃん
この観音様もまた違った味が楽しめますよ~。是非訪れてみてください。
大原三千院。。。行きたい!あの阿弥陀三尊の脇侍「観音菩薩」「勢至菩薩」また見たいね~ぇ。
雪の三千院もいいやろうなぁ~
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